Qスイッチルビーレーザーが臨床応用されるようになってからすでに20年以上が経過しており、種々の色素斑に対する有効性は確立しています。その歴史の中でも機器の改良は進められ、現在では、照射時間内および照射野に均一なエネルギー特性を示すレーザー光を発することが可能となり、さらなる治療効果が期待できるようになりました。 |
![]() |
Qスイッチルビーレーザー光はメラニン色素に効率的に吸収され、瞬間的に高いエネルギーで同色素を破壊することにより、褐色ないし黒褐色斑の治療に威力を発揮します。その結果、少ない治療回数で確かな効果が期待できます。
以下の疾患は、Qスイッチルビーレーザー治療が保険適応となります。
・太田母斑(おおたぼはん)
・異所性蒙古斑(もうこはん)
・外傷性色素沈着症(外傷後の異物残留による色素沈着、手に刺さったシャープペンの芯など)
・扁平母斑(茶アザ)